瞑想に関する本がたくさん出版されていますが、科学的な根拠に基づいた瞑想本はあまり多くありません。今回は、筆者が実際に読んでみて参考になったおすすめの瞑想本を紹介します。
医学系の教授や脳科学の専門家が著作の本を厳選し、宗教やスピリチュアル系の瞑想本は除います。自分にあった瞑想本を見つけてみてください。
本当におすすめな瞑想の本ランキングTOP10
- おすすめな瞑想の本ランキング
- 1位 世界のエリートがやっている 最高の休息法―「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 2位 サーチ・インサイド・ユアセルフ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践
- 3位 マインドフルネスストレス低減法
- 4位 ~1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門
- 5位 実践! マインドフルネスDVD (体験に気づき、反応を止め、パターンから抜け出す理論と実践)
- 6位 疲れない脳をつくる生活習慣
- 7位 始めよう。瞑想~15分でできるココロとアタマのストレッチ~
- 8位 マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる―脳科学×導入企業のデータが証明!
- 9位 心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス
- 10位 心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス
- おすすめの瞑想の本ランキング まとめ
おすすめな瞑想の本ランキング
1位 世界のエリートがやっている 最高の休息法―「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
Amazonで見る「最高の休息法」は「瞑想は修行僧が行うようなスピリチュアルなものじゃなくて、誰でも日常の中で少し時間を取って行うことができる最高の休息法なんですよ。」ということを教えてくれる本です。
著者の久賀谷 亮さんは医学博士イェール大学医学部精神神経学科を卒業していて、この本を読めば、どうして瞑想が必要なのか、瞑想すると心と身体にどんな変化が起きるのかが科学的に分かります。
前半が理論編で、後半がストーリー仕立てで構成されていて、読者が苦手な方でも読みやすいです。
理論編では、脳の疲れを解消するために瞑想をすると良い理由を科学的に紹介してくれます。
ストーリー編では、大学で脳科学を研究しながらカフェで働く主人公、ナツが教授から教わった瞑想を実践することで、生活が改善していく様子を描いています。
オーディオブックのAudible版もあり、隙間時間に聴くこともできます。
- 休息が必要な方におすすめ
- ストーリ仕立てで読みやすい
- 瞑想の効果を科学的に解説
- Audible版で出勤時間にも聴ける(初回、1冊無料キャンペーン中)
2位 サーチ・インサイド・ユアセルフ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践
Amazonで見る「サーチ・インサイド・ユアセルフ」は、Googleの社内で開催されているマインドフルネスのカリキュラムの名前でSIYと呼ばれています。
この本では、Googleでエンジニアを務める著者が瞑想の効果と実践的なやり方を科学的な根拠をベースに、具体的で明快なステップで紹介してくれます。
全部で20種類もの瞑想の手法を紹介しているため、自分が心地よいと思うものを選んで取り組むと良いでしょう。
少し翻訳が読みづらい点は残念ですが、Googleの社内でも行なっているマインドフルネスの手法を自分の生活にも取り入れてみたい方におすすめです。
- マインドフルネスを科学的に紹介
- 20種類の瞑想の手法が学べる
- Google流の効果的なマインドフルネスのやり方を学べる
3位 マインドフルネスストレス低減法
Amazonで見る「マインドフルネスストレス低減法」は、マインドフルネスを初めて実践的な医療として提唱したジョン・カバットジンが書いた、現在のマインドフルネスの原著とも言える本です。
著者のジョン・カバットジンは、MITの医学部の教授で、1980年代ごろに初めてマインドフルネスのストレス低減効果を研究するマインドフルネスセンターをMITに開設した人物です。
その後、瞑想が実際に患者の痛みを和らげる効果があることを報告し、本格的な医療法として確立しました。
この本では、実際に様々な患者にマインドフルネスを医療法として指導してきた著者が、瞑想の理論と実践方法を詳しく教えてくれます。指導を重ねた著者の考える、瞑想に対しての正しい心構えは非常に参考になります。
マインドフルネスストレス低減法は、2007年翻訳と少し古く、またページ数は400ページ以上もあり分厚いですが、マインドフルネスの原著であり、数々の文献からも参照されるため、マインドフルネスについて正確に理解したい方におすすめです。
- マインドフルネスの生みの親が執筆
- 瞑想に対しての心構えが分かる
- マインドフルネスについて正確に理解できる
4位 ~1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門
Amazonで見る易しくわかりやすい言葉で瞑想について書かれているため、瞑想をしたことがない初心者の方におすすめです。
瞑想の基礎知識に加え、怒りや悲しみなどの感情を抑える方法、自分のことを心の中で否定しないことの大切さが学べます。
瞑想に集中するためのCDが本に付属されているのですが、こちらを聴きながら瞑想をすると深く集中できるため良いです。心地いい効果音を聴きながら音声で瞑想の手順を指導してくれるため、しっかりと瞑想を続けられます。
CDの音声をスマートフォンに入れておけば、いつでもどこでも瞑想をすることができるため、おすすめです。もしCDプレイヤーを持っておらず、音声を再生できない方は瞑想のアプリを使ってみるのも良いでしょう。
関連:【実際に使ってみた感想】おすすめの瞑想アプリを紹介します!
- マインドフルネスの入門書
- 簡単な文章で書かれているため読みやすい
- 付属のCDが便利
5位 実践! マインドフルネスDVD (体験に気づき、反応を止め、パターンから抜け出す理論と実践)
Amazonで見るマインドフルネスの解説DVDが付属するため、文章で読んだり音声で聞くだけよりも瞑想のやり方を具体的に学ぶことができます。
マインドフルネスの基礎知識と、瞑想の実践的なやり方を教えてくれます。
著者の熊野宏昭さんは、東京大学医学部卒でマインドフルネスを医療の現場で実践している方なので、DVDの解説には非常に説得力があります。映像で効果的な瞑想の方法を学ぶことができるのは貴重です。
- 実践的なマインドフルネスのやり方を学べる
- 付属のDVDが素晴らしい
- 映像でマインドフルネスを学べる
6位 疲れない脳をつくる生活習慣
Amazonで見る「疲れない脳をつくる生活習慣」には瞑想に加え、睡眠や姿勢、食事などに関する脳が疲れないための実践的なテクニックが書かれています。
「睡眠時間が6時間だと、睡眠時間が7時間の場合よりも脳の老化スピードが2倍になる。」「モニターを目線の高さに置き、キーボードを膝の上に置くと腕と肩への負担が減り、良い姿勢になる」「人工甘味料は糖分ではないため脳のエネルギーとしては消費できないが、甘さを感じるため血糖値が上がってしまう。」「食事をするときは、ゆっくりと味わって食べることで瞑想と同じ効果がある。」など。明日から役に立てられる事実が数多く書かれています。
少しずつ本書の内容を日々の習慣に取り入れ、疲れにくい脳を作る生活習慣を実践していきましょう。
- 疲れにくい脳をつくるための毎日の習慣を身につけられる
- 瞑想に限らず、食事、睡眠、姿勢などに関する知識が得られる
- 音声で聴けるAudible版もあり(新規会員登録で1冊無料)
7位 始めよう。瞑想~15分でできるココロとアタマのストレッチ~
Amazonで見る「始めよう。瞑想」というタイトルにもある通り、「瞑想についてほとんど何も知らないけどとりあえずやってみたい」という方におすすめです。
全くの初心者でもわかるように、可愛いイラスト付きでわかりやすく瞑想の始め方を教えてくれます。
本自体は薄く、簡潔にまとまっています。本書を読み瞑想に興味を持ったら、上で上げたようなもう少し専門的な瞑想本を読むことをおすすめします。
Kindle版で550円、文庫でも650円と安いので、まずは気軽に手に取ってみると良いでしょう。
- 瞑想の未経験者におすすめ!
- 瞑想の始め方が分かる
- 本は簡潔にまとまっていて、安いので気軽に手に取れる。
8位 マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる―脳科学×導入企業のデータが証明!
Amazonで見るGoogleのSearch Inside Yourselfの認定講師を務める著者が書いた本書は、なぜマインドフルネスが組織にとって重要なのか、グーグルやマイクロソフト、ヤフーなどで社員がマインドフルネスを行うことでチームにどんな変化が起こったのか、どのようにマインドフルネスを組織に定着させていけば良いのかを教えてくれます。
マインドフルネスを行うことで、ビジネス上の効果としては、集中力の向上、感情のコントロール力の向上、クリエイティビティの向上、ストレスレベルの低減、コミュニケーションが活発化などがあると言います。
「マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる」は会社のエグゼキュティブや、人事担当者、プロジェクトのリーダーの方におすすめの瞑想本です。
- 瞑想がチームにどんな効果をもたらすのかが分かる
- マインドフルネスとチームにどうやって導入すれば良いのかが分かる
- チームの生産性を上げたい、企業の幹部やリーダーにおすすめ
9位 心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス
Amazonで見る「がんばりすぎない休み方」は、いつも頑張りすぎてしまう方におすすめな本です。
可愛い挿絵と優しい言葉で、がんばりすぎて疲れてしまったあなたの心を癒してくれます。
時間がなくて瞑想なんてしてる時間が無い。という方でも、仕事の休憩時間や信号の待ち時間で実践できる簡単な瞑想法を紹介してくれます。
例えば、チョコ一粒を時間をかけて味わって食べてみる。お腹が空いたから食べたくなったのか、それともなんとなく疲れたからチョコを食べているのか。チョコを食べる時に湧き上がる感情を感じることで、自分の心の調子に気づくことができます。
他にも歩きながら行う瞑想や、コップの水を飲みながら行う瞑想など、忙しい方でもできる実践しやすい瞑想方法を紹介しています。
- がんばりすぎて疲れてしまった方におすすめ
- 隙間時間でできるマインドフルネスを紹介
- 挿絵が可愛く、さらっと読めます
10位 心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス
Amazonで見る本書は小学生から中学生ぐらいのお子さんに読ませてあげたいマインドフルネスの本です。
まだ感情の扱い方に慣れない子供に、シンプルでわかりやすい感情のコントロールの仕方を教えてくれます。授業や勉強に集中する方法や緊張をほぐしてリラックスする方法を、子供向けに易しい言葉で自然に学べます。
可愛い動物のキャラクターが登場するイラストの色使いが綺麗で、子供も自然と興味を持ちやすい工夫がされています。
純粋で温かい言葉で語りかけてくれる「子どものためのマインドフルネス」の内容は、読み聞かせする大人にも役に立ちます。6歳から13歳くらいのお子さんがいるご家庭におすすめです。
- 小学生から中学生におすすめのマインドフルネス本
- 語りかけるような文書と素敵な動物の挿絵で癒されます
- 子供に感情のコントロール方法、リラックスしたり集中する方法を教えたい方におすすめ
おすすめの瞑想の本ランキング まとめ
今回は、筆者が選ぶおすすめの瞑想本を10冊紹介してみました。
瞑想の本を読んで、心を落ちつけたり、集中力を高めたりして、みなさんの人生が豊かになることを祈っています。
瞑想の本を読む前に、瞑想を試してみたい。という方は、【準備なしでOK】ストレスレベルを下げる瞑想のやり方を徹底解説!で瞑想の始め方を簡単に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コメント